パパ記事:#2 「教師」という仕事の価値が下がった経緯
「教師」という仕事の価値が下がった経緯を考えてみる
🍙は、「稼ぐ教師になりませんか?」というキャッチフレーズで情報発信をしています。
稼ぐ対象は「お金」「時間」「信用」の3種類です。
なぜ「稼ぐ教師」になる必要があるのでしょう?
ひと昔前まで、教師はハイステータスな仕事でした。
「安定した収入」「子供と過ごす楽しい時間」「社会的信用」の3つが見事に揃った、みんながうらやましがる仕事だったんです。
おばあちゃんに
「僕、教師なんですよ!」
と言うと、ほぼ100%
「わあ~、偉い人なんだねぇ~、すごいねぇ~」
と言われます。
教師=すごい
という価値観が、おばあちゃんの時代には確実に存在していたのです。
ところが、いつの頃からか、教師という仕事の価値は、どんどん失われてしまったのです。
「残業代の出ない割に合わない仕事」「ブラック残業」「失い始めた信用」
では、なぜこのような厳しい状況に陥ってしまったのか。
経緯を、自分なりに紐解いてみます。
価値が失われた経緯
初めに失ったのは「信用」でした。
教師はなぜ信用を失ってしまったのか、その理由は大きく3つあると思います。
①「学」のある人が親世代になり、教師の「学」は特別ではなくなった。いや寧ろ、「中の中」になっちゃった。
頭の良い人達は、教師になりません。もっと高収入な仕事や、より専門性を求められる職に就きます。その人達が親になれば、当然教師を無条件に尊敬してくれるはずもありません。
教師=無条件に尊敬
という構図は、完全に破綻しました。
②学校に恨みをもつ人達が親世代になり、敵が増えちゃった。
モンスターペアレントは、「昔、学校に恨みを持った人達」が親世代になったことで生まれたのだと思います。理不尽な教育をしてきたツケです。
尾崎豊が「15の夜」をリリースしたのが1983年です。
その年代に生まれた子達は、今35歳になりました。
みんな心の中で「学校は息苦しくて理不尽だよな」と思っているのです。
③「いつか役に立つ」と言いながら教えていたことが、役に立たないと分かっちゃった。
これらの用語は、ほとんどの人が学校でしか使いません。
みんな「本当に必要かなぁ?」と思いつつ、受験もあるのでとりあえず覚えていました。
でも、やっぱり必要ないことに気付き始めています。
失われた信用を取り戻すために、何をしたのか
失われた信用を取り戻すため、教師は時間を投下しました。
研修を増やし、生徒指導の在り方を研究し、特別支援教育を普及させ、部活にも熱心に励んできました。
しかし、残念ながら、時間を投下しても、信用を回復することはできませんでした。
そして、「多忙化」と「信用失墜」という二重債務を背負うことになってしまったのです。
二重債務を背負ってしまった教師達には、不満がたまりました。
そして不満は「残業代の出ない労働条件」向けられました。
これは、労働者からすれば当たり前の流れです。
そのような流れで、教師は自分達の価値をどんどん失っていったのです。
でも、🍙は教師という仕事が大好きです!
だから、教師の価値の復活を願っています!!
そのためには「仕事に見合うお金」「楽しい時間」「信用の回復」が必須です!
さあ、皆さん。稼ぐ教師になりませんか?