これが私の生きる道
「本日付で教員を退職しました」
とTwitterでつぶやいたら、二日間でフォロワーさんが倍以上増えました。
フォロワーの増減に関してはあまり気にしないようにしていましたが、正直言ってこれは異常事態です。
なぜここまで一気に増えたのか考えてみました。
そこで出た結論は…
教師を辞めた私の生活に興味がある?
ということ。
もしかしたら、全国には教員を辞めたいと思っている人が山ほどいるのかもしれない。
そう思うといてもたってもいられず、ブログを書かなければと思いました。
では、しばらくお付き合いください。
【なんで先生辞めたの?】
まず初めに断っておきたいのは、
私は教師という仕事が嫌になってやめるわけではない
ということです。
そもそも教師は人の人生に関わることができる素晴らしい職業です。
未来ある子供達と共に学び、共に笑い、共に泣き、いろいろな時間を共有することができます。
間接的に人の人生に関わる事はたくさんあると思いますが、直接関わることができる職業はそんなにたくさんはありません。
教師は本来、魅力ある素敵な職業
だと言うことを断っておきたいと思います。
ではなぜ教師を辞めることになったのか…
結論から言うと、
自分の子供の生活を最優先に考えたいと思ったから
です。
私には、 6歳、4歳、2歳の3人の子供がいます。
私の実家は、現在住んでいる場所から新幹線と特急で6時間ちかくのところにあります。
父親は要介護5と最も重い障害をもち、基本的には母親が在宅で介護をしています。
つまり、私の母親に手伝ってもらうということは不可能です。
一方、パパの実家は現在住んでいる場所から車で2時間半ぐらいのところにあります。
ここまで読んでもらっても分かるように、我が家は双方の実家に頼りながらの仕事復帰は難しいということになりました。
それでも育休を取り続けたのは、私が育休をとっている間に少しでも時短勤務や部分休業が取得できる環境が整うのではないかと思っていたからです。
しかし、それ自体が難しいということがわかりました。
そして、3人目出産後、周りの友人たちがどんどん職場復帰をしたので情報を集めてみると、
- 復帰した1年目は考慮されるけれども、2年目以降は中堅扱いとして仕事が回ってくることが多い
- 思っている以上に帰宅時間が遅い(持ち帰り仕事は子供がいるので難しいため、学校で終わらせてくることが多い)
- 結果的に祖父母の手を借りなければ仕事を続けることが難しい
ということがわかりました。
これらの情報は実際に復帰した友人から聞いて初めてわかったことでした。
ここまで聞いて、それでも復帰は可能かどうかパパと真剣に話し合いました。昨年度末頃からの話です。
自分たちの子供のお迎え時間はどうなのか、来年度から小学生になる長男が入る学童保育は何時まで預かってくれるのか…
情報集めれば集めるほど、私が復帰をすることで子供たちが被るデメリットの方が多いのではないかということになったのです。
そもそもなぜ私は復帰をしたいのか考えてみると、1番はお金のためなのではないかと思ったのです。
お金のために自分の子供の生活を犠牲にするという事を選択する事は私の中にはありませんでした。
私はとても不器用で、全てがうまくこなせないくせに完璧を求めてしまう傾向にあります。
そんな私が復帰をしてしまうと、仕事も家庭もうまくいかなくなると考えました。
そして、パパとの話し合いを進めていく中で、パパはお金の話にめっぽう強いという事が後押しとなって
私は仕事を辞めても大丈夫だ
という結論になりました。
そもそも私が教員を目指したきっかけは子供が好きだったからです。
子供と関わることができる仕事は、教師以外にもまだまだたくさんあります。
実は、タイミングよく出会ったNPO法人の代表の方が
子供を連れて働ける職場を作りたい
と私に言ってくださり、
もしかしたらその方と一緒にお仕事ができるかもしれない。
この働き方なら自分の子供の生活を大切にしながら働くことができるかもしれない。
と考えるようになりました。
以上のことから、自分が教師を辞めることができる環境が整ったために退職をすると言う決断をしました。
【辞めてどうするの?】
しばらくは先ほど書いたNPO法人の方から紹介される託児バイトや未就園児向けの墨遊び講座の講師などをしていきます。
辛いと思いながら、また自分の子供に罪悪感を感じながら仕事を続けることほど悲しいことはありません。
私は新たなフィールドで子供と関わる仕事をしていきたいなと思っています。前向き退職、前向き無職‼️なんです(^^)
自分の子どもとの時間を大切にしながら、子どもと関われるなんて最高じゃないですか!
【おわりに】
育休を連続で取得し続けて、挙げ句辞めるなんて!…との批判もあります。実際にTwitterを始めた頃は厳しいご意見もたくさんいただきました。
でも、これだけは言わせていただきたい。
子育ては、やってみなければわからない。
子育てをする大変さ、子育てを通して得られる幸せ、可愛さ…
3人出産し、復帰が近づいたことで、改めて気付かされたのです。そして、NPOの方と出会ったことで、私の新たな選択肢が生まれたのです。
職場の方には多大なご迷惑をおかけしてしまいました。それは重々承知の上です。
あまりに突然たくさんの方にフォローしていただいたので、取り急ぎとりとめもなく文章を綴ってしまいましたが、また少しずつ考えをまとめて発信していきたいと思います。
余談ですが、私は本当にただの主婦になりました。教育の事ばかりの発信ではなく、くだらないことや趣味の事、苦手な料理のことなどを発信していくと思います。
大それたことを発信する事は多分ないのでご承知おきください。笑