防災クッキング
今年は、いろいろな災害が日本全国で起こりました。
そんな時にちょっと知っておいてほしい
「パッククッキング」
というのをご紹介したいと思います。
【はじめに】
私が今回紹介するレシピは、私が普段お世話になっているNPOの方が主催で今年度から始めた、「ママカフェ」の中の防災クッキングで教えてもらったことです。
こんなコンセプトでやってるもの。
毎週、お片づけの仕方や読み聞かせ、助産師さんの子育て相談などを週替わりで企画してくれています。
その中の活動として、「防災クッキング」というものを企画してくれました。
【作ってみよう!】
①パッククッキングとは?
そもそも「パッククッキング」災害時に、缶詰や保存食だけでは冷たいものばかりになってしまうかもしれない。そんなときに、家にある耐熱のポリ袋を使って、少ない水を使い、温かい食べ物を作ろうという調理法だそう。
②作り方
メニュー、レシピをいくつか紹介します。
基本的にはどれも沸騰させたお鍋を用意します。
火を弱火(グツグツとならないほどの弱火…とろ火に近いかも)にしたところに材料を入れたポリ袋を入れて調理します。
ポリ袋は必ず耐熱温度が100度以上のものを使用してください(*^^*)
こういうのです。
《クリームスパゲティと蒸しパン》
材料、作り方は以下の通り!
この日のカップスープはコーンスープを使いました。
こんな感じで材料モミモミ。調理器具も基本的には使わないので、楽だし、災害時も調理器具を洗わなくていいので、とても便利です。
調理中は…
こんな感じ。
このときに、袋内の空気をしっかり抜いて、上の方で結ばないと、空気が膨らみすぎて大変なことになってしまうかもしれませんので注意してください。
ときどき、袋を動かしてまんべんなく火が通るようにしてくださいね!
スパゲティなどを乾麺を調理するときには、袋を突き抜けてしまう可能性もあるので、半分に折り、袋は二重にして調理しましょう。
すみません、完成品を撮るのを忘れてました…
完成したら、そのまま食べてもいいですし、即席のお皿に入れてもいいです。
お皿の作り方は…
数枚重ねた広告を、外からクシャクシャと丸めてフチを作り…
その上にポリ袋を被せれば完成。
使用後はそのまま捨てられるので、便利です(*^^*)
そのほかのレシピも載せます!
《ご飯とお味噌汁》
《蒸しパンとじゃがりこポテトサラダ》
今のところ、習ったレシピは以上です。
【さいごに】
このレシピは、先述したように、地域のママ対象のカフェで得たものです。
つまり、視点は子育て世代。子どもをもつ親たちが何を求めているか、また、小さい子たちが何なら食べたいか、私たちの意見を取り入れながらレシピを教えて下さいます。
保存食や炊き出しは、もちろん美味しいですが、小さい子の口に合うのか、また、自宅が無事だった場合にわざわざ避難所まで取りに行くのか…。子育て世代には簡単に動けないことがしばしばあるかと思います。
そんなときに、このレシピを活用してくだされば、自宅でも温かい食事を提供できます。しかも材料も、日持ちするものがほとんどです。
ホットケーキミックスや、パスタなどの乾麺、味噌、スープなど、常備しておくと、普段も使えるし、保存食を買わなくても大丈夫です!
我が家、実は今カセットコンロがありません。自宅はオール電化なので、被災して停電した場合困るので、カセットコンロも買います。
今日のレシピはカセットコンロでも調理できるので、是非そちらも用意しましょう!
最後の最後に、これらは、被災したときにだけ作るのではなく、普段から食べ慣れる(特に子ども)ことも必要だそう。おやつに蒸しパン、昼ごはんにパスタなど、時々このレシピで作ってみてください。
全国のママたちに、少しでも役にたちますように…