パパ記事: 研究授業の準備~その壱~ フットボレーボール
研究授業の準備をしよう♪
研究授業の準備、🍙がどのように進めているか紹介します♪
①ゴール
まず考えるべきは、ゴールです。
ゴールとは「最終的にどんな形でアウトプットするのか。」です。
ゴールをどう設定するかによって、研究授業の価値が変わってきます。
今回の研究授業のゴールは、以下の6つです。
- 附属の研究協力員として、レポート提出
- 附属の研究協力員として、研究会で10分のプレゼン
- 校内での公開授業と兼ねる
- 校内で「授業研究頑張っている人」キャラの確立
- はごろも論文に応募して10万円ゲット
- ディスク体育研究者としての地位獲得
1.附属の研究協力員として、レポート提出
顧問校長からの指名ですので、やるやらないの選択肢はありません。10月19日までに、A4で2枚のレポートを作成します。
良いレポートを作成すれば、信用を稼ぐことに繋がり、また新たな価値ある仕事が入ってくるでしょう。頑張るぞ♪
2.附属の研究協力員として、研究会で10分のプレゼン
1
0月5日に研究発表会です。これも決定事項。頑張るぞ♪
3.校内での公開授業と兼ねる
「1人1回公開授業、指導案はなくていい」というルールが校内研修で決まっていますので、今回の授業を兼ねようと思います。
ここまでは誰でも設定するゴールですよね!
ここからが🍙流です!
4.校内で「授業研究頑張っている人」キャラの確立
1人で黙々と研究していてはダメです。
研究は職員室で行い、周囲の人をどんどん巻き込むできです。
「コートの広さを考えたいから、手伝って!」
「見方・考え方ってどういうことか、教えていただけませんか?」
など、助けを乞うのが王道です。
今日も、若手と一緒に体育館でいろいろ考えました♪
「何っすか、この教材!面白い!授業、絶対見にいきます!」
と、言ってもらえました。
🍙は、今年異動してきたばかり。それも他地区への大掛かりな異動だったため、まずはどんな授業をする人間なのか知ってもらう必要があるのです。
よく
「せっかく研究授業をしたのに、見に来たのはたった4人。最近の若手は学ぶ姿勢がなっとらん!」
とか言ってる人いますが、それは若手の問題ではなりません。あなたのアピール不足、信用不足です。
5.はごろも論文に応募して10万円ゲット
静岡県には「はごろも財団」があります。
はごろも財団の研究助成賞は、2つ1つが入賞するという、実にコスパの良い賞です。
そして個人での入賞は10万円、学校での入賞は50万円という破格の賞金が手に入ります。
せっかく研究するんなら、絶対応募すべきですよね!
皆さんの県にも、きっとコスパの良い研究論文の賞があるはずです。調べる価値はあると思いますよ。
6.ディスク体育研究者としての地位獲得
今回扱う「ディスク」という教材は、まだまだマイナーです。マイナーですが、学校教育を大きく変える可能性がある素晴らしい教材です。
🍙は、なんとしても「ディスク」の第一人者になりたい。
「🍙と言えばディスク、ディスクと言えば🍙」
と言われたいんです!
開発者は僕ではありませんが、ディスクの情報発信力では、🍙は国内有数の実践者であるはずです。
だから「ブログ」「ツイッター」「その他いろいろ」で、今後ひたすら実践を紹介しまくります。
さあこれで「ゴール」が定まりました!
後はゴールに向けて、ひたすら準備を進めるのみです!
と言いつつ、実はもう1つ大事ことがあります。それは
「もっとわくわくするゴールがないか、常に考える」
ことです。
狭い世界の自己満足にならないよう、広い視野で世の中を見渡したいものです。
②ラフスケッチ
目的が定まったら次はラフスケッチです。
いきなり指導案を書くと、どうしても書き直しが増えてしまいます。
そうならないためにも、ラフスケッチを描いておくことをおすすめします♪
ラフスケッチって何?
ラフスケッチとは
「考えるべき項目を書き出し、それを1つずつイメージとして固めたもの」
です。書きやすい項目から、書けることから書いていくのがコツです。
🍙が立てる項目は
条件
実態
指導要領
校内研
運動の特性
単元目標
系統性
視点(工夫)
単元計画と評価
本時
ワークシート
この辺りですね。
今回の研究は附属小の研究協力員として授業するので、「附属小の研究テーマ」という項目もあります。
③条件
条件とは、この授業を行う上での制約です。
指導案に書けない裏話とも言えます。超重要項目です!
例えば
「ボールは1人1つ持たせて、たくさん触れさせてあげるといいよね」
という意見を事後研究で言われることがあります。でも、あなたの学校に、ボールはたくさんありますか?ない場合はすぐに買ってもらえますか?無理な場合も多いでしょう。
つまり先ほどの意見は、その学校の条件が全く分かっていない人の意見ということになります。
どの授業者も、地域や学校特有の条件下で授業を行います。
恵まれているときもあれば恵まれないときもあるでしょう。受け入れるしかありません。
条件は、授業の制約になりますが、分掌としては「解決すべき課題」になります。
先ほどのボールの例で言えば
「どうすれば、ボールをたくさん揃えられるのか?」
という課題が見つかったと言えます。
予算の振り方を変えることで解決できるかもしれませんし、
どこかからお金を獲得する方法もあるかもしれません。
或いは、寄付したいという人がいるかもしれません。
研究授業を通して、学校全体の学習環境も整えることができるのです。
今回の「フットボレーボール」を考える上で出てきた条件は主に3つです
- ディスクは12個しか作れない
- コートは6ヵ所、児童は72人
- 運動会があるので、9月頭に4時間・9月末に4時間と、単元が割れる
1.ディスクは12個しか作れない
学校にあるドッヂビーは24個なので、ディスクは12個しか作れません。
今回はこの数で行いますが、今後「ディスク体育研究者」になりたいのであれば、来年度実施するときは、自分で買い揃えちゃおうと思います。
やりたい!って誰かに言われたら貸してあげられるじゃん!
ポルカか論文で資金調達だ!笑
ちなみに作り方は
2.コートは6か所、児童は72人
大規模校の合同体育なので、慢性的に場所不足に陥っています。
6か所のコートだとどうなるかイメージしてみます。
2チームを兄弟チームにして交代制にすれば、ぴったりいけます!
「する、観る、支える、知る」の中でも特に「観る、支える、知る」が重要になってきますね!
3. 運動会があるので、9月頭に4時間・9月末に4時間と、単元が割れる
- 附属での打ち合わせが5月と8月だったこと
- 研究発表会が10月頭にあること
- 運動会が9月末にあること
この3つが変更不可能であるため、仕方ないですね。附属の研究協力の在り方には、いつか意見したものです。